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「福島ロボットテストフィールド用ドローンアナライザーシステム開発業務」受託について

ciRobotics

当社グループ会社のciRobotics株式会社は、福島県が実施する「福島ロボットテストフィールド用ドローンアナライザーシステム開発業務」(以下本事業といいます)を受託しましたので、お知らせいたします。

■本事業目的

福島イノベーション・コースト構想に基づき整備される「福島ロボットテストフィールド」は、物流、インフラ点検、大規模災害などに活用が期待される無人航空機、災害対応ロボット、自動運転ロボット、水中探査ロボットといった陸・海・空のフィールドロボットを主対象に、実際の使用環境を拠点内で再現しながら研究開発、実証試験、性能評価、操縦訓練を行うことができる、世界に類を見ない一大研究開発拠点です。

ドローンアナライザーシステムは、無人航空機の空力特性、飛行性能、突風・脈動風への機体の安定性が試験できる施設「風洞棟」へ導入する設備であり、ロボットの動作により、ドローンが飛行する際の挙動を再現させ、その運動性能解析や出力性能測定を行うものです。これにより、屋外での飛行試験をすることなく、ドローンの飛行性能を定量的に評価することが可能となります。

■本事業概要

委託期間

契約締結日から2020年11月30日まで

設置場所

福島ロボットテストフィールド 風洞棟

所在地

福島県南相馬市原町区萱浜字新赤沼83番

本事業に関する福島県お知らせ https://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/396023.pdf

福島ロボットテストフィールド  https://www.fipo.or.jp/robot/

■ドローンアナライザーシステム(ciRobotics製)概要
本事業はこのシステムをベースに開発していく予定です。  

※本事業の装置とは外観が変わる可能性があります。

ドローンに搭載される部品のうち1つでも欠陥や劣化が生じれば、それは余分な電力消費による航続時間の減少や果ては重大事故につながりかねません。ドローンアナライザーは、安心・安全をモットーとする当社ドローン開発現場の「フライト前にドローンの性能を評価したい」という声から生まれ、その後改良を重ねるごとに、動力や上昇力等の測定や機体の特性解析、実飛行データによるシミュレーション飛行機能など、機体開発には欠かせないデータ取得を可能にする装置となりました。外部電源による長時間測定を行うこともできるので耐久試験の実施など信頼性の向上にも役立てられます。

実飛行なしに機体性能を測定できるので安全&効率的です。

また、システムは評価に必要なセンサー類を含む計測装置、評価ロボット、制御・解析ソフトウェアで構成されており、すぐに本格的な計測をスタートさせることができます。