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ドローンを活用した造林用資材等運搬の実証試験を実施

ciRobotics

当社のグループ会社であるciRobotics株式会社(以下、ciRobotics)にて、ドローンを活用した造林用資材等運搬の実証試験を実施しましたので、お知らせいたします。
実証実験の場となった大分県佐伯市は造林や下刈・間伐などの保育作業、搬出間伐や主伐による素材生産などの森林整備を推進しており、継続的な森林整備の実施は山村地域における収入源や雇用の場となっています。一方で、年間約300haに渡る再造林をはじめ、防護柵22万m、苗木70万本の設置をおこなっており、これらの資材は軽トラック等で運搬後、林地までは人力で運搬しています。資材は10kg~20kgあり、人力での運搬は重労働であるうえ就業人口が高齢化傾向にあることが課題となっていました。
ciRoboticsでは、これら課題に対して重量物を積載しても安全に飛行できる無人航空機の設計および開発を目的として実証実験を行いました。実証実験では、上空から積載物を降下できるウィンチ、無線で積載物の切り離しが行えるクランプシステムを用いて全長約250m地点の作業道を目的地として、10kgの造林資材を積載したドローンを飛行させました。
ciRoboticsでは、今回の実証実験で得られた結果を踏まえ、ドローンを活用した造林用資材等運搬の実現に向けて、樹木や土手などへの接触回避のためのシステム開発や、安全性の確保の実現を目指してまいります。

林業用ドローン